正光社は、多くのお客様、お取引先様、社員に支えられ2021年に創業70周年を迎えました。70年続いてきた理由を問われれば、大きく２つの理由があると考えています。１つは身の丈に合わない事業をしなかったということ。会社が成長するにつれて多くの企業は、どんどん全く別の新規事業に乗り出すことがあります。しかし、当社は電気設備全般の総合商社として、地域のお客様との信頼関係構築に継続的に注力してきました。それが今の事業を支えてくれる礎になっていると信じています。
もう一つは自己責任の考え方です。一見すると、「自分で責任を取れ！」というような突き放した言葉に捉えられるかもしれませんが、そうではありません。自分の判断でやってみたいと思うことに思い切り挑戦できる環境を整えているということです。人は誰かに言われたことだけをやっていても面白くもないし、成長することもありません。働く人たちが、やりがいを持ち、自ら動き出すという社風が70年の成長を支えてきたと自負しています。
創業から70年となれば、見えてくるものは100年、業績でいえば売上100億という目標になりますが、そのために取り組まなければならないことも多々あります。これからの30年は、今まで以上により変化の激しい世の中になることが想定されます。ＩＴ・ＡＩ時代の潮流に合わせれば、社内業務はよりシステム化や自動化を推進し効率性を高める必要もありますし、お客様に対しても正確、迅速、最適なサービスを競合他社に先駆けて提供していく必要があるのです。
電気設備の業界は、常に新しい製品が生み出されるためご提供するサービスも尽きることはありません。よって安定した恵まれた環境にあると言えますが、それに甘んじることなく伝統の上に新たな挑戦をしていかなければなりません。一般消費者により近い場所でのリニューアル事業の展開や、個人宅の照明機器に特化した事業の取り組みも挑戦と革新への一歩と考えています。30年後の当社を支えているのは確実に今の若手社員です。私たちは、若い力が生かせる、そして新たな挑戦ができるステージをこれからも用意していきたいと思っています。
新卒中途を問わず、毎年多くの求職者の皆さんと面接を通してお話させてもらっています。求める人物の理想像を挙げれば、成績優秀でコミュニケーション能力が高く、積極性があり、困難に立ち向かえるだけの忍耐力や挑戦する心を持った人材、なのかもしれません。 しかし、こんなスーパーマンのような人は世の中にどれほどいるのでしょうか。特に新卒の学生に限って言えば、まだ社会に出て働いたこともないわけです。判断することすら難しいのが現実です。だから私たちは、まだ一緒に働いたこともない方に多くを求めたりはしません。
当社は、理想の人物像にどう育てていくか、どんな成長をさせていくかに主眼を置いているのです。最初は大丈夫かな？と思うような社員が、数年後成長しバリバリと活躍してくれています。もちろん、個人の努力によるところが大きいですが、それをサポートし続ける努力を私たちも惜しみません。 共に働きたいと思わせてくれるような素直さや元気があれば十分だと考えています、知識や経験は、ここからつくっていくものです。だから、トライしてみたいと少しでも思う方には、勢いよくぶつかってきて欲しいと思います。私たちともに成長し、未来の正光社をつくっていきましょう。
